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春瀬烈
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潮風を結う
作詞:春瀬烈 作曲:春瀬烈
腕にそっと触れていた。 長い睫毛の影を、私は夏の影に準えた。 じっとりと汗をかいていた。 あなたのこの木の舟を、この海に離すのだ。
夏が終わる度に、あなたを忘れぬようにと努めるんだろう。
あなたは、いつも夏の匂いがした。 きっと私の特別をあなたは、携えているんだろう。 あなたのはしゃぎ方は海を知らない。 この先の日々も苦しむのなら、 共に背負うことをあなたとしたいんだ。 それを幸せと呼ぶ愚かさを許してほしいんだ。
あの漣に倣った軽やかに踊るような、 あなたを強く、強く覚えている。 体が許せるほどの空気を吸い込んでも、 息が苦しいんだ。 もっと沢山の歌詞は ※ Mojim.com
夏を一人偲ぶ。 このまま海に溶けてしまえたらな。
華やいだ声が遠く響くことは、 悠久を望む儚さだ 左手に添えた向日葵の色は、 おもしろうてやがてかなしき黄色。
きっと遺されたこの悲しみは、 生まれ育ててきた幸せと同じなんだろう。 あなたの袖を濡らす、私の弱さ。
夏の匂いが遠ざかるまで、ずっと 遠く、遠くを見続けては潮風を結う。 日成らず朽ちる舟よ、漁火を越せ。 この先も探し続けることに、 どうか忘れてほしいなんて言わないで。 日々をそう尽くすような愚かさを、許してほしいんだ。
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