- アルバムリスト
- 歌手の紹介
ザ・サーチャーズ (The Searchers) は、イギリス、リヴァプール出身の四人組のバンド。1960年代のブリティッシュ・インヴェイジョン期をザ・ビートルズやザ・ローリング・ストーンズと共に支えたバンドの一つでもある。
リヴァプール出身のバンドでは、シングル・ヒットやアルバムがヒットした事から、ザ・ビートルズに次ぐ成功を収めた事でも有名である。
メンバー
ジョン・マクナリー (John McNally) - リズム・ギター、ボーカル担当。結成当初から在籍。
1941年8月30日、マージーサイド州リヴァプール生まれ。マイク・ペンダーと共にサーチャーズの母体を結成してから現在まで、バンドを一度も脱退した事が無い、中心人物である。ライヴではボーカルも担当する。ペンダーが脱退してからはリード・ギターを担当している。
マイク・ペンダー (Mike Pender) - リード・ギター、ボーカル担当。結成当初から1985年まで在籍。
1942年3月3日、リヴァプール生まれ。本名:Micheal John Pendergast。ジョン・マクナリーと共にサーチャーズを結成した一人。トニー・ジャクソン在籍時はサイド・ボーカル的な役割をしていたが、サーチャーズの大ヒット曲となる「ピンと針」の録音以降、ジャクソンに替わりリード・ボーカルを務めている。1985年に脱退し、マイク・ペンダーズ・サーチャーズを結成し、活動を続けている。
トニー・ジャクソン (Tony Jackson) - ベース、ボーカル担当。1960年から1964年まで在籍。
1938年7月16日、リヴァプール生まれ。本名:Anthony Paul Jackson。鼻にかかった独特な声が特徴。リード・ボーカルを務めていたが、「ピンと針」の録音時、この曲にはペンダーの声が合っている事からリード・ボーカルにペンダーが選ばれ、またその曲を収録しているアルバムでも、ジャクソンのボーカル曲はたった1曲だけしか収録されていなかった事から不満が発生し、1964年に脱退。200ポンドかけて鼻を整形し、すぐさまトニー・ジャクソン・アンド・ザ・バイブレーションズを結成。ヒットを出す事もなくバンドは解散する。クラブのマネージャーなどをして生計を立てる。2003年8月18日死去。
クリス・カーティス (Chris Curtis) - ドラムス、ボーカル担当。1960年から1966年まで在籍。
1941年8月26日、マンチェスター、オールダム生まれ。本名:Christopher Crummey。4歳の時リヴァプールに移り住む。父親にドラムセットを買ってもらい、ドラムを練習するようになった。1960年サーチャーズに加入。本格的に活動を始める時に名前をポスターにあったリー・カーティスの名字を取ってクリス・カーティスと名乗る。サーチャーズではドラムスの他にサイド・ボーカルを担当する。「エイント・ザット・ジャスト・ライク・ミー」では激しいボーカルを取るなど、存在感が大きいメンバーであった。1966年、精神的疲労からサーチャーズを脱退、ソロ活動を行う。後のディープ・パープルになるラウンドアバウトを結成するも、脱退、音楽から引退。1968年、その後イギリス内国歳入庁に入庁。1988年、シックハウス症候群のため退職。2005年2月28日、自宅にて亡くなる。
フランク・アレン (Frank Allen) - ベース、ボーカル担当。1964年から在籍。
1943年12月14日、ミドルセックス州、ヘイズ生まれ。本名:Francis Renaud McNeice。クリフ・ベネット・アンド・ザ・レベル・ラウザーズのベーシストだったが、1964年、トニー・ジャクソンの後釜としてサーチャーズに加入。サーチャーズのメンバーとはハンブルク時代からの知り合いであったという。ジョン・マクナリーと共に、1964年から現在まで在籍しているメンバーである。ジャクソンが脱退してからは、ペンダーとツイン・ボーカルを担当している。
ジョン・ブラント (John Blunt) - ドラムス担当。1966年から1969年まで在籍。
1947年3月28日、サリー州、クロイドン生まれ。クリス・カーティスの後釜としてサーチャーズに加入。詳しい経歴は不明。
ビリー・アダムソン (Billy Adamson) - ドラムス担当。1969年から1999年まで在籍。
1944年5月27日、グラスゴー生まれ。1969年ジョン・ブラントの後釜としてサーチャーズに加入。低迷期やアルバムを発表していない時期の殆どを担当する。1999年、家族と過ごす為サーチャーズを脱退。2013年11月11日、フランスにて69歳で亡くなる。
スペンサー・ジェームス (Spencer James) - リード・ギター、ボーカル担当。1986年から在籍。
1953年4月13日、ミドルセックス州、ヘイズ生まれ。マイク・ペンダー脱退に伴い加入しサイド・ボーカル的な役割をしている。1980年に在籍していたファースト・クラスで「ギミ・ア・リトル・サイン」をヒットさせている。
スコット・オトウェイ (Scott Ottway) - ドラム担当。2009年から在籍。
1972年ロンドン生まれ。サーチャーズに加入前の詳しい経歴は不明。
Discography
1963 – Meet The Searchers 1963 – Sugar and Spice 1964 – Hear Hear! (U.S.) 1964 – It's The Searchers 1964 – Sounds Like Searchers (U.K.) / The New Searchers LP (Chris, John, Mike, & Frank) (U.S.) 1964 – This Is Us (U.S.) 1965 – Take Me for What I'm Worth 1972 – Needles and Pins (Re-recordings in stereo) 1979 – The Searchers 1981 – Love's Melodies 1987 – Play the System 1989 – Hungry Hearts 2002 – Back Door Sessions
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