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東京事変(とうきょうじへん、英称:Tokyo Incidents、Incidents Tokyo)は、2003年から2012年まで活動していた日本のバンドである。所属レコード会社はEMIミュージック・ジャパン/Virgin Music。2003年に結成。2012年に解散した。
結成の経緯
2003年当時、引退を考えるほど音楽活動の継続にモチベーションを見出せなかった椎名林檎が、「メンバーたちのために書き下ろすつもりで曲を書けば意欲が湧くのではないか」と考えて結成。もともとは椎名のバックバンドだったが、本人が参加することで正式にバンドとしての活動をスタートさせた。 メンバー交代
2005年、所属バンド「PE'Z」での活動と両立できないとしてH是都Mが脱退を表明する。そこで生ピアノが弾けるキーボーディストを探そうとしたときにそのH是都Mに紹介された伊澤一葉のことを思い出し、彼の楽曲も欲しかったので参加をオファーした。またその間に晝海幹音もソロ活動に集中するために脱退することになり、椎名の以前からの知人であった浮雲が代わりに参加することとなった。
全国ツアー「dynamite!」中には2人の脱退は決まっていたので、せめてピアノだけでも欲しいということでツアー終了の翌日から椎名はまず伊澤の消息を探り始めた。初めは「新しくバンド(あっぱ)を始めたばかりだし、J-POPの超メジャー・フィールドで自分がやれるとは思わない」などと断られていたが、最終的には彼の承諾を得て2005年4月末に加入が決定した。
ギタリストについては、生半可なメンバーを入れるくらいなら曲ごとに最強のゲストを呼んだ方が良いとして当初は入れないことにしていた。椎名は多忙の亀田の代わりにキーボードの伊澤に自分のパートとベースラインを同時に弾いてもらってドラムの刄田との3人でリハーサル(音合わせ)を始めたが、伊澤に「CDにした時の作品が想像出来ない」と言われてギタリストを呼ぶことにした。色々試した中でメンバーが気に入ったのは2ndアルバムのデモで演奏していた浮雲だったが、椎名は趣味の音楽制作などの仕事にしない部分でのパートナーであり、ソロアルバムのレコーディングや東京事変のデモ音源の制作を手伝ってもらったり[注 1]、前メンバー脱退の際には相談に乗ってもらったりしていた彼を加入させることはバンドに自分のエゴを持ち込むようで抵抗があった。彼の方も「誰も弾かなかったら俺が弾いてやるよ」と言うだけで自分からはなかなかやるとは言わず、結局、加入が決まったのはアルバム『大人(アダルト)』レコーディングのわずか2、3日前だった。
最終メンバー
椎名林檎(シイナ リンゴ)- ボーカル、ギター、ピアノ、ドラムス 刄田綴色(ハタ トシキ)- ドラムス 亀田誠治(カメダ セイジ)- ベース 浮雲(ウキグモ)- ギター、マンドリン、ボーカル、コーラス、ラップ 伊澤一葉(イザワ イチヨウ)- 鍵盤楽器(キーボード・ピアノ)、ギター、ボーカル、コーラス
元メンバー
両者とも2005年7月1日まで参加。
晝海幹音(ヒラマ ミキオ)- ギター、ボーカル、コーラス H是都M(エイチ ゼット エム)- 鍵盤楽器(キーボード・ピアノ)
デビュー前の表記はこちらを参照。 サポートメンバー
佐野康夫 - ドラム
2006年7月に行われたライブイベント「SOCIETY OF THE CITIZENS vol.1」で、骨折していた刄田の代りに出演。
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